「東北地方太平洋沖地震」の影響について
平成23 年3 月23 日
お客様各位
積水成型工業株式会社
代表取締役社長 伊藤 益世
代表取締役社長 伊藤 益世
今般発生いたしました東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げると共に、被災地の1 日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
当社におきましては今回の震災に於いて、東日本営業部門(東京都千代田区)、関東工場(茨城県古河市)、千葉工場(千葉県匝瑳市)の3拠点と関係会社の積水成型茨城(株)、積水成型千葉(株)が影響を受け、業務に支障をきたし、ご迷惑をおかけしております。
その中で、上記拠点の活動を一部再開するとともに、西日本に立地する営業部門、3工場、並びに2 つの関係会社を中心に全社総力を上げた取り組みを行っているところです。
しかしながら、①原子力発電所の被災事故等による電力供給制限 ②被災地域の石油化学コンビナート全面停止による油化原料の供給逼迫 ③その他物流の遅れ 等多くの制約がでており、またその長期化が予想されます。
当社は「復興物資・部材の優先確保」という国からの要請命題に応える必要があると考え、当面は被災救援及び復興関係の生産を優先致す所存でございます。
従いまして、製品の供給数量及び納期、仕様及び規格の変更などをお願いせざるを得ない事態になる事が予見されます。現下の状況に鑑み、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げる次第でございます。
(追 伸)
合成樹脂成型加工業に携わる一員として、以下のお願いを申し上げ、事故防止の一助と致したく存じます。
①ポリタンク容器にはガソリン・軽油を入れて運搬・保管すること厳禁!
②灯油は「灯油用」と明示してあるポリタンク容器(赤色又は青色)に入れること!
③ガソリン・軽油の運搬・保管には密閉できる専用の金属製容器を使用のこと!
汎用ポリエチレン樹脂の特性の1 つに「ガス透過性がある」(ポリエチ袋にたくわんを入れると外に臭いが漏れる)があります。このことからガソリンや軽油など揮発性の高い液体が気化するとポリタンク容器本体から気体(ガス)として透過し、それに引火爆発・火災
の恐れがあります。
阪神淡路大震災の避難時、その他災害復旧時などに事故が発生しています。
自動車用燃料が不足している中で容器としてポリタンクを利用することが想起されますので、『ガソリン・軽油使用厳禁』を周囲の皆様にも徹底方よろしくお願い申し上げます。
以上